コロナ禍の自粛規制が無ければ、この季節、管理釣り場へ家族でマス釣りに出かけたかったと言う方も多いのではないでしょうか?
自粛規制が緩和されていざ釣り場へ入ったけど、釣果がイマイチ…なんて頃にならないための裏技公開です!
管理釣り場初心者だった時の失敗談
僕がはじめて管理釣り場に行ったのは一人目の子供がまだベビーカーに乗っていたころでした。
確か、GW頃だったと思います。
山間にある渓流釣り堀の他、同じエリアにキャンプ場やコテージ、テニスコートやフィールドアスレチックなどを備えたファミリーには打って付けの場所でした。
事情の分からない僕たちは、割とのんびりと出かけたため、現地に到着してみるとほとんどの釣り場は埋まっている状態。(;’∀’)
とりあえず空いている場所を管理者に指定されたのですが、まさに急な渓流でロケーションだけは抜群なのですが、足場がとても悪く、エリアもとても狭かったです。
何匹入っていたのかわかりませんが、とりあえずバケツ一杯のニジマスを放流してもらい釣り竿を出しました。
しかし、簡単に釣れない…。
エリアには大きな岩があり、魚はその下に隠れたか、流れに任せて下流のエリアに落ちたのか、魚の影もほとんど見えません。
流れは緩く水深も浅かったためか、魚の警戒心はバリバリです。
なんとか、5匹釣りあげ、その夜のおかずくらいにはなりましたが、なんだか燃焼しきれない初陣でした。
その翌年はグループで出かけました。
前回の失敗を糧に、釣り場が選べる状態の時間帯に到着。
「深いところがいいよ。」と管理者がアドバイスしてくれ、足場がよく深いエリアを選んで釣りを開始しました。
その時はさすがに場所が良かったのか、放流してもらった以上の魚をみんなで釣ることが出来ました。
釣り場所選びの裏技
管理釣り場にもよるかとは思いますが、前述べした通り、釣り場所が選べるのなら足場の良い場所、そして出来るだけ深い場所を選ぶのがベストです。
また、石でエリアを仕切っている場合がほとんどだと思いますが、下流の仕切りの石がシッカリ並んでいて、放流した魚たちが岩と岩の隙間から水流と共に流れてしまうような場所は避けたほうが良いです。
もしそのような場所で釣りをしなければならなくなった場合は、出来るだけ下流側に立ち、魚たちを上流へ追いやるような気持ちで釣ると、下流への魚の流出を最小限食い止めることが出来ます。
もし石を動かすことが可能なら、流れ出しの石を積みなおすと言う手もあります。
また、上流の仕切りがあまい場所を選ぶと、運が良ければ上流に放たれた魚が流れて来るので、自分たちのエリアで放流した以上の魚を得ることが出来ます。
エリアの釣りポイントしては、流れ込み下を狙うのがセオリーです。
魚は上から流れてくるエサを待っていますし、川面が波打ったり泡が出たりしてカモフラージュとなり魚の警戒心が少なくなるからです。
また、エサは魚の泳層(タナと言う)を流れるように深さ調整しましょう。
魚より上にエサがある場合は反応しますが、底にエサが付いているとマス系の魚は釣れません。
https://planet-walkers-club.com/fishing-trout/
エサ釣りの仕掛けの裏技
渓流でのマス釣りには基本、ウキではなくマーカーと言うものを1つか2つ付けます。
マーカーの役目は3つ。
- ラインの位置を分かりやすくするため。
- 釣っているタナの位置を分かりやすくするため。(タナとは、魚の居る深度やえさのある深度のことを言う。)
- 魚のアタリを見るため。
マーカーは市販のものをわざわさ使う必要はありません。
ラインの位置がわかるならテープでもシールでも鳥の羽でも何でも構いません。
ただ、水に濡れても大丈夫な材質ものを選び、目視できる最小限の大きさにしましょう。
釣りエサの裏技
エサにも裏技があります。
管理釣り場のエサ釣りには普通、イクラが使われます。
出典;楽天市場
しかし、しばらく釣っていると魚の反応が悪くなります。
そんな時は少しエアにアクションを加えてやったり、アピールするために、2つ3つイクラを鈎に付けると、多少反応が良くなります。
川原の石をはぐって、川虫を探してつけて釣ると言う手もあります。
魚の反応が悪くなって来たころが昼食の時間帯に差し掛かる頃なら、とりあえず昼食を摂ります。
その時、釣った魚を塩焼きにしたなら、その皮を少しだけ取っておきましょう。
そして、その皮を10mm-15mm程度の小魚に見立てたサイズに切り、疑似餌として釣り針に付け、「いかにも生きています!」と言うアクションを付けながら流していきます。
今までイクラに見向きもしなかった魚が意外なほど反応して来ますよ!
ルアーを使う時の裏技
ルアーを追っては来るけど食いつきが悪い時は、プラグならリヤフックにスプーンやスピナーなら1つだけあるトレブルフックに小さなマス針をアシストフックとして結ぶと良い結果に繋がる可能性があります。
マスはリヤフックにしか基本掛からないのでフロントフックはほぼ不要と言った感じです。
また、掛かったらすぐに抜き上げないと暴れ方が半端ないので、バレる可能性が高いです。
ルアーでの釣りは、ルアーが魚に簡単に見切られてしまうので一か所だけの釣りにはあまり向きません。
同じエリアで反応を復活させる対処法としては、釣り場を休めたり、ほかのルアーを使うなどすると言ったところでしょう。
放流してもらう魚種
管理釣り場によって、マスだけではなくヤマメ(アマゴ)を放してくれるところもあります。
しかし、アマゴやヤマメは警戒心が強く釣り辛いと言われていますので、初心者の方はマスだけ放してもらうのが良いと思います。
ただ、アマゴやヤマメは確かに釣り辛いですが、全く釣れないわけではないので、私が家族で出かけるときは、半分半分で流してもらうこともありました。
どうせ釣るなら、いろんな種類の魚を釣りたいし、味比べもしてみたいじゃないですか…。
天候と時間帯
魚の警戒心の関係から、天気は晴れているより曇りがよいです。
小雨の日も狙い目ですが、ファミリーフィッシングには向きませんよね。
曇りや雨だと普段釣りにくいアマゴやヤマメも比較的釣りやすくなるようです。
時間帯は日の高い時間帯より、早朝や夕方の方が釣りやすいです。
やはり魚の警戒心の問題や、魚にとっては朝食、夕食の時間帯(笑)と言うことが考えられます。
まとめ
以上、5つの項目について僕が長年、管理釣り場に通って養った裏技を記載してみました。
これから渓流管理釣り場に出かける人は是非参考にして良い釣果に繋げて頂きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。