日本ではまだあまり知られていないLS2 HELMETSと言うヘルメットブランド。
買ってよいものかどうか迷っている人も多いのではないでしょうか?
このページでは1年間使用したレビューを公開!
LS2 HELMETとは
「LS2 HELMETS」がどこの国のブランドなのか気になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
LS2はスペインはバルセロナに本社を置くヘルメットブランドです。
元々は中国のヘルメットメーカーでしたが、ブランドイメージの問題もあるのでしょう、現在はスペインに本社を移転しているようです。
日本ではまだまだなじみの薄いヘルメットブランドですが
2019年には年間の生産数約250万個を誇り、
世界トップレベルのヘルメットブランドとなっています。
ネットショップでは購入しやすい低価格から販売されていますが、
その機能など、どうなのだろう?
と思っている方も多いのではないでしょうか?
ヘルメットのサイズ感
ヘルメットのサイズに関してですが、販売サイトの商品レビューなどを見ていると
日本のメーカーの物より1サイズか2サイズ大きいものの方が良いと書かれています。
私は日本製だとMサイズをチョイスしています。
今回私が購入したLS2のヘルメットはブレイカーと言うモデルですが、
レビューを参考にして、Lサイズをチョイスしましたが
装着した感じは国内ヘルメットメーカーのMサイズと同じようなサイズ感でした。
日本のブランドヘルメットのサイズ感で装着するときついと感じるかもしれませんね。
ただ、ヘルメットのサイズ感には個人差があるため、
ご購入の際には実際に着用してみるのが良いと思われます。
LS2ヘルメットの安全性について
SG規格対応
当然のことながらLS2 HELMETの正規品は日本のSG規格に対応した商品となっていますので安心して使用することが出来ます。
また、取り扱い説明書も日本語になっていますので海外製品を意識することなく使用することが出来ます。
BREKER レビュー
実質購入価格
このヘルメットを購入した理由は
手ごろな価格の通勤用ヘルメットが欲しかったためで
たまたま、webにブレイカーの広告が表示されて販売ページを見たのが切っ掛けでした。
その時の価格はなんと税、送料込み9980円!
本当に大丈夫なの?
と思ってしまいましたが、グラフィックデザインも気に入ったので
この値段なら外しても大丈夫か…と購入しました。
購入時は、たまたま運よく在庫処分価格で出品されていたようで
現在では、ブレイカーのネットショップ標準販売価格は15310円~となっているようです。
1万円以下で販売されているものもありますが、小さなサイズで売れ筋カラーでないものとなっています。
また、あまり高額で出品されている商品は転売商品と思われるのでご注意された方が良いと思われます。
私が購入したこちらの商品もショップによっては60,000円くらいで出品されているところもあります。
無在庫転売しているか、9,980円の時に購入して転売しているとしてもおかしくないですよね。
ピンロック、高級ヘルメットケース付き
この設定価格で嬉しいのが、曇り止めのためのピンロックが標準で付いていることです。
最近販売されているブランドヘルメットのほとんどのシールドがピンロック対応になっていますが、標準でピンロックまで揃えているブランドはないのではないでしょうか…
ピンロックだけ別に購入すると3,000円くらいはしますので、これはかなりお得感があります。
また、些細なことかもしれませんが、ヘルメットケース(布袋)の質感が良いく、デザインも良好です。
同じグレードあたりのKabutoのヘルメットに付いてくるヘルメットケースと比べると歴然の違いで、ヘルメットの所有感を高めてくれます。
私が購入したのは9980円でしたが、15,000円出してもお買い得感満載だと思いました。
当然、チンスカート(チンガード)も標準で付いています。
レビュー
全体的な印象としてはとても質感が良いと感じました。
外観
グラフィックは確りとペイントされています。
購入したグラフィックのデザインは所有しているバイクとも合い、とても気に入っていますが、グラフィックデザインの種類が少ないのは少し残念な気がします。
インナー
インナーはとても確りしていて、少し前に買ったkabutoのカムイⅢより良い感じがします。
購入時チークパッドが少しきつく感じますが、
しばらく被っていると頬になじんできて違和感を感じることはありません。
ただ、インナーがしっかりしている分、慣れるまで脱着は少しつらい感じがしました。
1年以上、ほぼ毎日使っていましたが、半年ほど使ったころ右の首元のインナーの合皮部分が裂けはじめました。
個体差があるかとは思いますが、ヘルメットの脱着の際に負荷が掛かる部分ですのである程度は仕方のないものなのかもしれません。
これはさすがに「どうなの?」と思いましたが…
さらに…
1年近く経ったころには御覧の通り、両側バリバリになってしまいました。
これはさすがに個体差の問題ではないでしょう。
明らかな素材の問題です。
幸い、覗いた内部の生地は確りした布素材で中からウレタンスポンジが出てくるようなことはないので、見た目が悪くなる以外、使用に関しては特に問題はありません。
LS2の他のモデルに関してはどうかわかりませんが、そのモデルのレビューなど注視する必要はありそうな不具合です。
首元後部のインナーには反射素材が使われています。
また、事故などの緊急時、外側から救急隊がインナーのチークパッドまで外しやすい設計になっていますので、安全性を重視した設計思想を感じることが出来ます。
シールド
シールドの開閉は少し硬い感じがしますが、割りばし一本くらい微妙に隙間を開けることが出来るのが嬉しいですね。
走行時にちょうど良い感じで風を入れることが出来ます。
「よく考えて作らているなー」と感じました。
カムイⅢとかだと、微妙な空き具合を調整できず、
最初からガバッと3~4㎝くらい空いてしまい風が入り過ぎるので
割りばしでも突っ込んで締めてやろうかと思うくらいです。
あと、ブレイカーのシールドの開閉時シールド上部がヘルメット本体に当たるようで
この部分に細かな砂塵がたまってしまっているとヘルメット本体に傷が入ります。
シールドを開閉しなければ問題ないのですが、シールド開閉には少し気を使いますし、砂塵がたまらないように掃除を心がける必要があります。
インナーシールドはやはりとても便利です。
シールド交換することなく夜昼安心して使うことができます。
とは言え、シールドの脱着も簡単。
工具不要で、ほぼワンタッチで取付け取外しが可能です。
通気性
通気口は口元部分とシールド上部、ヘルメット後部にそれぞれ1か所ずつあります。
口元部分とシールド上部にある空気侵入側の開口部は開閉可能ですが、
後部の排気口については開いたままで閉じることが出来ないようになっています。
通気性については夏場においても特に不満は感じられませんでした。
冬場はチンスカートから風が多少回り込んでくるのが気になりますが、ネックウォーマーなどで対処すれば特に問題ないと思われます。
バックル
あと、ベルトのバックルが金属なのも安心ですね。
最近はプラスティックが使われているものが多いようですが、経年劣化などを考えると少し不安です。
生産終了
BREKERモデルは既に新規生産を終了しているため在庫完売次第販売終了とのことです。
ネットショップなどではまだまだこちらのモデルが販売されていますが、
サイズの揃っていないモデルもあります。
購入ご希望の方は、気に入ったカラーのあるうちにお求めされていた方が良いと思われます。
ただ、LS2のヘルメットは他にも多数のモデルが揃っていますので
他のモデルをご検討されるのも良いかと思われます。
まとめ
LS2 BREKERは、インナーが避ける、シールド開閉時に傷がつきやすいなど、多少問題はありますがその点を踏まえても、かなりお買い得なヘルメットだと感じました。
通勤、買い物用のセカンドヘルメットとして購入しましたが、メインのヘルメットとしても十分使えそうです。