公式には車中泊道の駅と違い、心置きなく車中泊できる施設がRVパークです。
今回は、RVパークの利用方法や利用料金などについてまとめてみました!
RVパークと言う選択肢
出典;RVパーク
車中泊と言えば道の駅を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
しかし、道の駅は公に車中泊を認めていません。
そこで、利用をお勧めしたいのがRVパークと言う選択肢です。
欧米のようにキャンピングカーを使い長期の旅行を楽しむ方はまだまだ少数派のようですが、軽キャンパーなどを使った車中泊がひとつのムーブメントとなりつつあります。
そんな道の駅で、肩身の狭い思いをして車中泊するのは嫌だと言う方にお勧めなのが、RVパークです。
RVパークって?
欧米などではごく一般的に安全で安心、快適な車中泊施設が提供されていますが、日本ではまだまだ、なじみが薄いですね。
現在、日本RV協会では安心・安全・快適に楽しさをプラスした、日本の風土に馴染んだRVパークを推進していています。
RVパークとは、駐車場などの一画に日本RV協会が定める条件を満たした車中泊専用の有料エリアを設けた施設です。
そのエリアは一般的な駐車場に比べるとゆったりとしたスペースが確保されています。
また、一週間程度の滞在も可能となっていて、下記の条件を満たし、日本RV協会が認定したものです。
1. ゆったりとした駐車スペースで、一週間くらいの滞在が可能
2. 24時間利用が可能なトイレ
3. 100V電源が使用可能
4. 入浴施設が近隣にあることが望ましい
5. ゴミ処理が可能
6. 入退場制限が緩やか 事前に確認が必要※「RVパークライト」においては、上記の条件を満たしていないものがございます。
出典;RVパーク
RVパークは、姉妹施設のRVパークライトを含めると北海道から沖縄まで全国で155件(2020年5月6日現在)の施設あります。
オートキャンプ場ではない
利用に際して注意していただきたいのは、RVパークは車中泊可能な駐車スペースであって、キャンプ場ではないと言うことです。
例外もあるようですが、バーベキューなど野外の調理は基本禁止ですし、ペットを放したり、排水を流したりといった行為は禁止されています。
ただ、車外での調理等は禁止されていますが、車内での調理そのものは禁止されていないため、キャンピングカーのように調理設備が整った車両であれば調理そのものは問題ないようです。
ただ、排水を流すことが出来ないため、その点では不便ではあると思います。
本格的にオートキャンプを楽しみたいのであればやはり、オートキャンプ場を選ぶべきでしょう。
利用料金
さて、気になる利用料金ですが、一律ではなく、なんと無料で利用できるところもあれば、5千円程度までと様々です。
日本RV協会としては、2000円台の料金設定を推奨していますので、多いのは1台につき1泊2000〜2500円といったところでしょうか。
ただ、電源使用料やゴミ処理料は別料金のところもあるので事前に確認しておくのがベストでしょう。
予約は?
予約は基本不要とのことです。
しかし、そもそもスペースが空いていなければ、利用することが出来ません。
特に混雑が予想される週末や連休などは、事前に予約しておくのがベストでしょう。
チェックイン、チェックアウト
チェックイン
チェックインの可能時間はRVパークを管理している施設の営業時間に準じているため、道の駅のようにどんな時間に行っても利用できるわけではないので注意が必要です。
例外として、フロントマンが常駐していているような宿泊施設が運営しているRVパークの場合は、夜遅くても利用できる場合があります。
その辺りは利用するRVパークの運営内容の事前確認が必要になりますね。
チェックアウト
チェックアウトは不要なところもありますが、電源ボックスの鍵や、利用証を返却する必要がある場合もあるのでケースバイケースと言ったところでしょう。
まとめ
出典;RVパーク
道の駅が現在は全国に2020年3月時点で1173か所あるのに対し、RVパークは155件(2020年5月6日現在)となっています。
道の駅に比べれば、随分と少なく感じられますが、現在も増殖中ですし、多目的利用の道の駅と比べ、車中泊専用の駐車スペースと考えるとその存在は決して少なくないのかもしれません。
安心して車中泊を楽しむと言うことを考えれば、RVパークの利用価値はとても高いと言えるのではないでしょうか。
ユーザーが積極的にRVパークを利用することによりその数はこれからも増えていくと思われます。
今後とも利用価値の高いRVパークが増えていくことに期待したいですね。