検証!イカの塩辛で魚は釣れる?塩辛を使う意外なメリットとは?【釣り餌学】

釣り人の「釣りエサ談義」は尽きることがないですよね。

私はかねてから「イカの塩辛」や「イカの刺身」で魚が実際釣れるのか気になっていたのですが、先日、知人から「釣れる」と言う情報を得たので、今回、試してみることに…

さて、結果は…?

凪の瀬戸内海

釣行日データ

釣行日 4月23日
時間帯 17:30~21:00
日没 18:45
潮汐 大潮 干潮17:36
気温 約10℃
水温 約13℃
北西 3~4m
透明度 2~3m

やや風のある肌寒い日でした。

風の割には海は凪いでいました。

ポイント

今回検証に選んだ場所は、瀬戸内海のとある港。

時々、小さなクルーズ船が停泊していますが、それ以外の船が止まっていたのを見たことがありません。

水深は満潮時で13mほど。

岸壁にはびっしりとワカメを中心とした海草郡が…

水質は瀬戸内海らしくマッディでした。

私は以前ブラックバスをメインに釣りをしていたので、この季節の海の釣りはほとんどしたことがありません。

果たして釣れるのでしょうか…?

タックル

ロッド メジャークラフトFCS-T762L
リール ダイワEMBLEM2500i
ライン PE0.8号(コーティング)
リーダー ナイロン6lb 1.5m

仕掛けは2号オモリの先にハリス付の針を結んだだけのシンプルなもの。

このハリス付針は確か100均で買ったものだったと思います。

たぶん鯉用…(笑)

その辺りは拘りません。

釣れれば良いのですから…(笑)

エサとなるイカの塩辛は30~35mmほどの大きさのものを使用。
付近を泳いでるベイトもこのくらいの大きさでした。

実釣開始

干潮潮止まりからの釣り開始

釣りに入った時間帯は夕刻の干潮潮止まりの時間帯で全く流れはありませんでした。

大潮の時には川のよう流れる場所なので、少し待てば流れるだろうと釣り開始。

この場所は秋、カサゴ釣りによく訪れる場所ですが、前述べの通り、この季節の釣りはしたことがありません。

2週間ほど前にメバルサビキを持って釣りに来たのですが、結果は散々なものだったため、大きな不安があります。

とりあえず狙うのはカサゴ

どこに居るかわからないため、まずは岸壁際の底を攻めてみることにします。

が、海藻が岸壁際から1.5mほど伸びているので、際の際を責めるのは不可能。

やむなく、狙える出来るだけ手前をチェックしていきましたが、アタリはありません。

海藻が岸壁際に生えているとはいえ、10m底まで生い茂っているとは考えにくく、障害物にタイトに身を寄せる性質のロックフィッシュを獲っていくには少し難しい戦略です。

このポイントで秋に狙う時も、岸壁から1.5mも離れた場所でカサゴやアコウが釣れたことはありません。

釣れない時は

釣れない時、私が良くやるのは釣り場の観察。

潮のヨレを探したり、ベイトの有無や、海藻の具合、魚の影を探したりします。

岸壁際をよく見ていると群れた小魚が時々海藻際を泳いでいます。

ベイトが海藻際に居て、それらを餌にする魚が身を隠しやすい場所はやっぱり海藻です。

と言うことで、底狙いから海藻狙いへとシフトしてみました。

海藻の際をゆらゆらと探っていきます。

1匹目!

水深は1.5mほどでしょうか、イカの塩辛がゆらゆらとしているのがはっきり見れる深さです。

さっきまで見えていたイカの塩辛がスッと消えました。

「えっ?」と思いあわせてみると魚です!

上げてみると23㎝のアイナメ!

確かにアイナメが釣れてもおかしくない水温ですが、こんなに上の方で釣れるなんて意外でした。

「見っけ、みっけ!」と喜び勇んで次の魚を狙います。

普通は、1匹釣れればそのパターンで数匹釣れるのが常ですが、日暮れまでに釣らないと、アイナメは日が暮れてしまうと釣れません。

急いで次の魚を狙いますが、思ったように反応がありません。

2匹目!

余りの釣れなさに遠くを見ながら、ボーッと仕掛けを動かしているとコツコツと小さな辺りが…

あわせてみると結構重い。

また同サイズのアイナメかと思いきや、上がって来たのはリリースサイズなカサゴでした。

藻の中に隠れていたため重く感じたようです。

その後も海藻回りを狙ったり、底を狙ったりしますが、アタリはなく日が暮れてしまい、メバル狙いに変更

21時頃まで粘ってみましたが、アタリひとつ取れませんでした。

釣れない時のためにとっておきのポイントに移動しようとしましたが、あいにく先客がいたため、この日はこれで釣り終了としました。

イカの塩辛を餌として使うメリット

今回の検証で、イカの塩辛で魚が釣れることを証明することができたわけですが、実際使って見て意外なメリットがありました。

ゆらゆらメリット

それは、イカの塩辛だけでなく、イカの刺身にも共通していることですが、ワームなどに比べると、素材がかなり柔らかいため、ゆらゆら具合が半端ないと言うこと。

特に意識しなくても勝手にアクションしてくれると言う感じです。

このユラユラは魚に対して大きなアピールとなりそうに思いました。

ジグヘッドに付ければメバリングにも有効そうです。

コスパメリット

やはり、何よりも価格が安いのがメリットですよね。

青虫だと普通300円くらいは購入して釣行するのではないでしょうか…。

今回私が購入したイカの塩辛はなんと100円!

量や質にもよりますがスーパーで100円~200円くらいで売られていますよね。

しかも使うのはその中のわずかな量。

食べ残しを使うか、余ったら冷凍庫で保存すればまた次の釣りに使えます!

ハッキリ言ってコスパやばいです!

環境メリット

イカの塩辛は添加物を除けば、ほぼ天然100%ですよね!

釣り針やラインは別ですが、エサと言う視点で考えるとワームなどと違い、ロスした場合環境に与える影響はほとんどないと考えられます。

ワームを使うことへの罪悪感がある人にはとても有効な選択したと思いました。

まとめ

今回は虫エサやえびエサなどと比較検証したわけではありませんが、どうやらイカの塩辛で魚は普通に釣れるようです。

もちろん、魚種にもよるかと思いますが、少なくともロックフィッシュには有効なようですね。

まだ時期には早いですが、もう少し細く切ればハゼやキス釣りなどにも使えるのではないでしょうか?

今後、ロックフィッシュ以外の魚にも有効なのか検証して行きレポートを上げて行きたいと思います!

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おまけ

釣ったアイナメはどう調理しようか迷ったあげく、お刺身になりました。

アイナメのお刺身…

スーパーなんかじゃ売ってないですよね。

料亭などでなければ味わうことが出来ないのではないでしょうか?

食べてみた感想は、アコウに似て軽い弾力とうま味があり、とてもおいしかったですよ!

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