アジア系海外の格安ヘルメットってどうなんだろ?
なんて思われている方も多いかもしれませんね。
台湾製のヘルメットを3年間使って気になったこと、良かったことをレポートしてみました。
はとやのオリジナルブランド
今回レビューするヘルメットは2017年に購入し4年半の間使用しました。
インナーシェードの付いたフルフェイスのオフロードタイプです。
バイク用品専門店「はとや」のオリジナルブランドと言うことでしたが、実際にはTHHと言う台湾のヘルメットメーカーからOEM供給されたものでした。
はとやでのブランド名はVOID(ボイド)。
機種名はTHHと同じTX-27と言うモデルでした。
はとやからの2017年当時の購入価格は期間限定特別価格9,680円(送料税込)でしたが、昨今の円高の影響からか現在(2022年)は11,599円で販売されています。
出典;yahoo!ショッピング
並行輸入品も販売されているようですが、価格はカラーリングが違うもの、少し高めの設定となっていて、並行輸入品扱いのため、SG規格に合格していません。
なので商品説明の欄には公道使用不可と記載されています。(;’∀’)
ただ、メーカーのサイトにはSG規格に合格と書いてあるので、正規品であれば問題ないと言うことのようですね。
僕の買った「はとやモデル」はさすがにオリジナルブランドをうたうだけあり、SG規格に通ったものだったので安心して買うことが出来ました。
正規代理店は八百万堂(やおよろずどう)
THH正規代理店の八百万堂(やおよろずどう)と言うところも扱っています。SGマーク付きでグラフィクデザインタイプが12,700円~となっています。
レビュー
購入して一番に思ったことは、「かっこいい!」そして、「帽体でかっ!」ってことです。
そのことはウチの息子にも指摘され、最初に本体だけ見た息子は「かっこいい!」と言ってましたが、被った姿を見て「でかっ!」と言って笑っていました。
インナーシェードが付いているのである程度、帽体が大きくなるのは仕方ないですが、夏に薄着で被るとキッズレーサーのようになってしまいます。(笑)
全体的な造りは海外品とは思えないほどシッカリしていて、粗悪さは見当たりませんでした。
シェルの材質はABS樹脂です。
水分や紫外線に弱い材質で強度も弱く不安がありますが、FRPに比べればかなり安価に製造できるため、最近の安いヘルメットの主流はABS樹脂製となっています。
付属品は雰囲気を変えて楽しむためと言う謳い文句で、シールド横のカバーと、バイザー(ひさし)を外した時に出来るネジ穴を埋めるプラグが3つ、それからアゴ下の風の流入を防ぐカバーが付属していました。
アゴ下のカバーは冬にたいへん重宝しました。
一度使うと手放せません。
最近のヘルメットのほとんどのモデルにこのアゴ下カバーがついているのかと思ったらそう言う訳ではないようです。
インナーシェードはUVカットなのかどうなのか、記載がないので不明で不安がありますが超便利です。
シールドは薄っすらとスモークがかかって良い感じですが、上げた時に、バイザーに接触し、シールドに傷が入ります。
ちょうど両目の前に傷がはいるので、とても気になります。
現在はマイナーチェンジバージョンのTX-28と言うのが出ていて、中央左右の出っ張りがなくなっていて、ピンロックにも対応しているので、カラー的に好みが合えばそちらを選ぶのもありかと思います。
↓ ↓ ↓
通気性はとてもよく真夏だと、被っている方が逆に涼しく感じるほどでした。
通気性が良い分、真冬はとても辛かったです。
全てのシャッターを閉じてもスピードを上げると、すき間風は入ってきますし、ピンロックやブレスガードがが付いていないため、寒い日はめちゃ曇りました。
冬に使用するときにはマスクを着用するなど工夫が必要です。
また、口部分の吸入口の裏側のメッシュの取り付け構造が悪く、誤ってその部分を持ってしまうと簡単にメッシュが奥に押し込まれてしまいます。
直してもまたやってしまうのでそのまま使っていました。
4年半、通勤用をメインにほぼ毎日使ったため、後頭部のインナーが破れ始めました。
また、ストラップの取り付け付近のカバーの劣化が目立ちます。
この辺りは使用頻度によるものですし、ヘルメットの寿命が3年と考えると問題あるレベルではないと思います。
関連記事:【2020年】1万円以内で買えるSG規格のお勧めフルフェイスヘルメット7選!
まとめ
ヘルメットの寿命は3年と言われています。
プラスチックを使っている関係上、致し方ないことですね。
実際にはもう少し使っても問題ないと思いますが、ABS製品は要注意です。
寿命については高級ブランドヘルメットも安価な海外ヘルメットも変わりないので、高級ヘルメットを騙しだまし10年も使ってしまうよりは、SGマーク付きで安価なものを短いスパンで買い替えていくのはありだと思います。
当然、高級なものを短いスパンで買い替える方が良いですが、メインが通勤なら海外の安価ブランドでも問題ないと思いました。