【オピネルナイフ】カーボン(炭素鋼)orステンレス 初心者はどちらを選べば正解?

アウトドアライフで人気のオピネルナイフ。

そのシンプルなデザイン、ラインナップのわりに、初心者の方はどれにすればよいのか迷ってしまいますよね。

例えば、ステンレスと炭素鋼(カーボン)ではどちらを選べば正解なのでしょうか?

オピネルナイフ


出典;オピネル【公式】HIGHMOUNT

アウトドア用ナイフとして、誰もが1本は持っているイメージのオピネルナイフ。

そのオピネルナイフの歴史は古く、1890年に折畳式ナイフの原型が開発されました。

そして、その開発者の名前にちなみそのナイフは、オピネルと名づけられたそうです。

携帯性に優れたフォールディングナイフ(折り畳みナイフ)は、シンプルなデザインでまとめられ、ウッドハンドルはナチュラル感があり、アウトドアに溶け込みます。

切れ味抜群なカーボンスチールから、手入れの簡単なステンレス製のブレードを持ち、リングを回すことでブレードを固定し、安全に作業できる設計が人気を集めています。

アウトドア初心者の方がまず最初の一本としてご購入を考えるナイフのひとつかと思います。

そして、初心者の方がオピネルナイフを購入しようと思い立ってまず悩むのが、そのサイズ選びと、ステンレスのブレード(刃)にするのか、カーボンのブレードにするのかと言ったところでしょう。

ここでは、ステンレスブレードとカーボンブレードのどちらを選べばよいかについて解説してみたいと思います。

ステンレスとカーボンの特徴

それでは、どちらを選べばよいのかの前に、ステンレス製のブレード(刃)とカーボン(炭素鋼)のブレード、それぞれの特徴を見てみましょう。

カーボン製ブレード

いわゆるカーボンナイフと言うのは、炭素鋼(鉄)で出来ているナイフで、日本刀を代表とした切れ味重視の刃物に良く使われている素材です。

ステンレス製に比べ、よく切れますが、無垢の鉄のため、サビには弱く、メインテナンスに気を使わなければなりません。

初心者の方は「ちょっとくらい大丈夫だろう」と考えがちですが、カーボン製ナイフは本当に、あっという間に錆びてしまいます

また、よく切れると言うことはそれだけ硬い素材が使われていることで、金属としての粘りが少なく脆いと言う欠点を持っています。

炭素鋼の包丁などもそうですが、乱雑に扱うと簡単に刃こぼれ(刃が欠ける)を起こしてしまいます。

また価格はステンレス製よりも安価に設定されています。

なのでカーボン製のナイフはマニアックな方向けナイフとしての位置づけとなるかと思います。

ステンレス製ブレード


出典;オピネル【公式】HIGHMOUNT

ステンレスブレードの特徴として一番にあげられるのは、誰もがご存知の通り、さびにくいと言うことでしょう。

勘違いされがちなのが、ステンレスは全く錆びないと思われている方もいらっしゃると思いますが、手入れを怠るとステンレスと言えども錆びます。

ステンレスは鉄をメインにした合金ですが、鉄以外の金属に何を使うか、どのくらい配合するかによって、サビに対する強さも変わりますので一概には言えませんが、塩分が付いた状態で長期間放置しておくと錆びます。

ただ、無垢の鉄に比べればとても錆に強く、メインテナンスが簡単で初心者向けのナイフと言えるでしょう。

ただ切れ味については、炭素鋼(カーボン)には劣ります。

価格はカーボンブレードよりも少し高めです。

初心者はステンレスでOK!

アウトドア初心者の方であれば、ナイフのメインテナンスの簡単なステンレス製がお勧めです。

実際まだ不慣れなアウトドアに出た時のことを考えてみれば、想像できると思います。

テントやターブの設営、火起こし、調理…。

アウトドアを楽しむにはやることはたくさんあります。

道具類の設置から、撤収まで、かなりの労力を要することになり、初心者の方はそれなりの手間と時間が掛ってしまいます。

カーボンスチール製のナイフの場合、錆びさせないための手入れは現場で行うことが必須となりますので、水洗い、もしくは汚れを拭き取るだけで済ませることの出来るステンレスの方が使い勝手が良いことは目に見えています。

まずはステンレス製を買って試してみて、切れ味に不満足を感じるようならカーボンスチール製を購入してみると言う順番で良いと思います。

買い替えてみてその切れ味の差を体感すると言う選択肢はナイフの楽しみ方のひとつであり、ありだと思います。

それでは良いナイフをお選びください。

   

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