ルーフラック、ルーフキャリア使用をするとき注意するべき9つ事柄とは?【重大事故に繋がります】

キャンプなどに出掛ける時などアウトドアライフでとても重宝するのがルーフラック(ルーフキャリア)ですよね。

アウトドアパーソンの必需品とも言えるかもしれません。

そんなルーフラック、ルーフキャリアの使用(装着)時に注意すべきことをまとめてみました。

概要

キャンプに出掛ける時の荷物や、室内に積めないほど大きなアイテムを運ぶ時に重宝するのが、ルーフキャリアです。

バブル期の4WDブーム、スキーブームのころは多く見かけましたが、その後、利用率が下がっていたように思えます。

しかし昨今、また新たに流行り始めているようですね。

そこで今回はルーフキャリアやルーフラックの取り付けや取り扱い、使用上の注意点について

9つの項目にまとめてみました。

取り付け時の注意

凹むかも…

まず、キャリアの取り付け時、気を付けてもらいたいのが、車両への傷や凹みです。

乗用車への取り付けの場合、通常、TERZOやTHULEなどと言ったブランドのシステムキャリアを選ぶ方が多いと思います。

基本のバーとフットのセットに、車両に合わせたアタッチメントをチョイスして取り付けるタイプですが、その取り付けには注意が必要です。

取り付け方が悪かったり、メーカーが設定している積載重量を超えて荷物を積載した場合、ルーフが凹んでしまう場合があります。

また、ドアとルーフとの隙間にアタッチメントの爪が掛かるタイプは、ドアとアタッチメントの爪が接触する可能性があります。

ドアとルーフ(またはレインモール)との隙間は意外と狭い車両が多いのでかなり注意が必要です。

取り付けに不安がある場合は専門店にお願いするのが良いでしょう。

また個人で取り付ける場合も、不慮の事故を避けるため、出来るだけふたりで作業し、ルーフを保護するため、毛布を敷くなどの養生をするよう心がけてください。

傷がつくかも…

また、ルーフへの傷付きについても注意が必要です。

取り付け時、キャリア側の接地面とルーフ側の接地面を取り付け面を布巾などで綺麗に拭き取っておくようにすることは重要ですが、それでも走行中にキャリアとルーフの間に微細な砂ぼこりなどが入り込み、長期間放置しておくと、取り返しの効かない傷が入ってしまうことになりかねません。

「イヤイヤ、ルーフなんて見えないし、多少の傷は気にしない。」と言う方は良いですが、気にされる方は専用の保護シールも販売されていますので、取り付け前に貼りつけておくことをお勧めします。

また、保護シールも万全の対策と言うわけではなく、これも長期間貼りつけたままにしておくと、ルーフに固着して取れなくなってしまいます。

もっともベストな方法としては、使用しない時はルーフキャリアとルーフの保護シールは剥がしておくと言う選択肢です。

ルーフレール付き車両がおすすめ


出典;トヨタ自動車

以前はアウトドアを意識した車両にはルーフレール(ルーフキャリアを取り付ける専用レール)が付いている場合が多かったですが、最近のSUVはメーカーオプションとなっていたりして、装着されていないタイプも多いです。

ルーフキャリアの装着を前提として車両選びをする場合は、ルーフレール付き車両を選ぶのがベストです。

ルーフレールは見た目だけでなく、ルーフキャリアを取り付けること前提で設計されています。

なので、ルーフレールなし車両へルーフキャリアを取り付ける場合より遥かに安全で強固に取り付けでき、ルーフへの無駄な負担を大幅軽減することが出来ます。

また、ルーフレール付き車両であれば、ルーフレール無しまたは、ルーフドリップレール(レインモール)なし車両と比べ、基本的にバーとバーとの間を長いスパンで装着することが可能で、カヌーやサーフボードなど長尺物の積載にはとても便利です。

跳ね上げ式ゲートの注意

積載物との干渉

ミニバンなど、跳ね上げ式バックドア(リヤゲート)の車両の場合、カヌーやハシゴなど長尺物の積載をすると、バックドアを開いた場合、バックドアが積載物に干渉してしまう場合があります。

積載物とバックドアとの接触を避けるため、バックドアの開閉は慎重に行うことはもとより、積載物に緩衝材をテープなどを使い装着しておくことをお勧めします。

はみ出し注意

道路を走行していると、トラックが荷台から荷物をはみ出た状態で走行している姿をよく見かけます。

では、いったいどのくらいまでのはみ出しなら許されるのでしょうか?

積載物のはみ出しについては以下のように法律で定められています。

「自動車の車体の前後から自動車の長さの1/10の長さを超えてはみ出さないこと」

「自動車の車体の左右からはみ出さないこと」

出典;道路交通法

要するに、積載物の長さは車の長さの1.1倍までで、はみ出す長さは車の長さの0.1倍までと言うことです。

また、車両の幅からは一切はみ出しちゃダメってことです。

車両の幅とは、サイドミラーをたたんだ状態のことです。

たまに、システムキャリアのバーの幅が明らかに長い軽四を見かけることがありますが、完全に違法です。

障害物注意!

ルーフキャリアを装着すると、当然のことながら車両高が上がります。

ルーフキャリアのみであれば、大したことはありませんが、そこに、ルーフラックや他の積載物を積載すると、何も装着しない状態より車両高はかなり高くなります。

意外とやりがちなのが、ルーフに積載物があることを忘れてしまうと言う過ちです。

普通にトンネルを潜るくらいなら、何ら問題はありませんが、高さのない地下道や建物の下の駐車所はかなりヤバいです。

自転車なんか積んでいた日には最悪ですよね。

街路樹や、キャンプ場に続く山道なんかも注意が必要です。

引っかかったら最後、積載物が吹っ飛んでいく上に、車両へもかなりのダメージが予想され、多大な修理費が必要になる可能性があります。

高所への積載

最近は軽のスーパーハイトワゴンが流行りですが、ミニバンなどを含め、車高の高い車へ荷物を積載する場合には注意が必要です。

軽い荷物であれば問題ありませんが、重い荷物の場合は危険が伴います。

脚立などをうまく使い、出来ればふたりで作業したいものです。

また、ミニバンのような大きな車両であれば、洗車台のようなどっしりした脚立を持って行くのがお勧めです。

「かさ張るじゃん!」と思われるかもしれませんが、意外と車内での積載にも活用でき便利です。

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荷物の落下

荷物の固定が悪いと当然のことながら、ブレーキを踏んだり、コーナーを曲がったりしたとき、荷物が落下してしまう危険性があります。

荷物が壊れてしまう程度ならまだ良いですが、他の車両に接触したり、歩行者や自転車に接触すれば大変なことになります。

また、ルーフキャリア本体の取り付け不備などにより、ベースから外れてしまう可能性もありますので、運航前はルーフキャリアの取り付けに緩みが無いか確認するようにしましょう。

また、荷物の固定には伸縮性のあるゴムバンドはお勧めしません。

空気抵抗の少なく軽いものを固定するには問題ありませんが、重いものや空気抵抗のあるものは必ず荷作りバンド(タイダウンベルト)などを使い、積載物は確実に固定するようにしましょう。

荷締めベルト(タイベルト)

出典;楽天市場

風切り音


出典;楽天市場

ルーフキャリアの取り付け後、意外と気になるのが風切り音だったりします。

システムキャリアのバーだけだとそれほど気にならないかもしれませんが、専用のアタッチメントやルーフラックを付けると気になる場合があります。

最近のルーフラックはフェアリングが付いていますので大丈夫だと思いますが、僕は随分前、terzoのルーフラックを装着していたことがありましたが、ブォ~ンととんでもない風切り音のため直ぐに外して、オークションで売りさばいた経験があります。

カヤックやルーフボックスを積載していて、風切り音が気になったことはないので、どう言ったアイテムが風切り音を出すのかは正直、装着してみないとわからないと言ったところです。

また、ロープや荷締めベルトの端はしっかり固定しておかないと、走行風で暴れてルーフを叩きます。

傷の原因にもなりますし、何よりもうるさい。

高速道路直では簡単に路肩に車を寄せることが出来ないため、気付いたときには止まれないなんてことにならないようにしてくださいね。

空気抵抗と横風

ルーフボックスやカヌーは流線型をしているためか、気になったことはありませんが、ルーフラックに大形の箱を並べて積んだ時は、かなり燃費が悪くなった記憶があります。

どんな荷物にしても、そもそも車両の投影面をはみ出して積載するわけですから、空気抵抗が増して当然です。

エンジンにパワーのある車なら走行中に加速性能の悪さを感じることはないかもしれませんが、積載物の重量も手伝い、確実に燃費は悪くなります。

SUVっぽくお洒落だからとか、置き場所に困るとかで、使用しないオフシーズンもずっとルーフキャリアを装着している人も居るようですが、燃費の面から考えるとあまりお勧めは出来ません。

また、横風を受けた場合も、ルーフキャリアへの積載時は通常より影響を大きく受けるため、注意が必要です。

過積載禁物

TERZOのベースキャリアは静止荷重で約100kgの荷重に耐えられるようになっているそうです。

しかし、最大積載重量は取り付ける車両のルーフの強度によって異なるため、各ルーフキャリアメーカーの公表している車両ごとの最大積載重量を確認する必要があります。

重心が高くなると走行性能にも大きな影響が出て来ます。

最大積載重量内であっても、出来るだけ軽いものをルーフキャリアに、重いものは室内に積載するなど、バランスを考えた積載を心がけるべきです。

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まとめ

以上、簡単にまとめてみましたが、注意すべき点が意外と多いことに気付くはずです。

ルーフキャリアはとても便利なものですが、取り扱いを間違えば大きな事故に繋がりますので、くれぐれも安全最優先で…。

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