バーベキューに使う炭と言えばホームセンターで売ってるマングローブ炭を使ってる人が多いと思いますが、火持ちが悪い、爆ぜるなどあまりお勧めできる炭ではありません。
そこでお勧めなのがオガ炭。
しかし国内産は高価なため、海外製のものを試してみました!
オガ炭がおすすめ!
以前こちら↓の記事でお話ししていますが、BBQ用の炭でお勧めなのはオガ炭です。
【間違いだらけの炭の選び】バーベキューに使える最適な炭とは?種類と特徴まとめ!
お勧め理由としては、オガ炭はオガ備長炭などと呼ばれ、火持ちが良いこと、煙が少なく、爆ぜらないなどと言った白炭(備長炭)の長所を持っていることが上げられます。

備長炭
また、オガクズを整形して製造することによりコストが抑えらえているため、白炭より安価で、更に白炭より取り扱いやすいこととが長所として上げられます。
ただ、比較的安価とは言え、国内産はそれなりの値段がしてしまいます。
そこで気になる存在が中華製。
以前、海外製のオガ炭は爆ぜると聞いていたので
ECサイトの商品説明を見ると、「国内産と変わらぬ品質」とか、「○○の名店で使用」などと書かれているため、使ってみることにしました。
実際に使ってみた
製品購入
購入したのは中国製オガ炭の10㎏入り。
10㎏もあれば我が家的には2年くらい使えそうです。
価格は税送料込みで2,500円ほど…。
パッケージが日本語なので安心できました。
中国他にもマレーシア産などがネットショップで販売されています。
開封するとこんな感じ。
ECサイトで見るのとまったく同じですね。
下の方は砕けているものもありましたが、初期着火用に使えば問題ないと思います。
着火しよう!
オガ炭は着火性が悪いと言うことなので、最初に薪に火を着けるか、マングローブ炭など着火性の良い炭に火を着けてから、オガ炭を投入した方が良いと言うことで、まずは少量のマングローブ炭に火を着けました。
そして七輪に合わせ、小さめのオガ炭を投入します。
後で気が付いたのですが、いつも使っているマングローブ炭のつもりで盛ってしまい、この時点でオガ炭を入れ過ぎています。
この日はひとり焼肉でしたし、オガ炭の火持ちが良いこと、そして七輪を使うと更に火持ちが良くなることを忘れていました。
ともあれ、この状態で、七輪の通風孔を風上に向け全開にして20分放置…。
そして、20分後…
めっちゃ良い感じで火が起きています。
オガ炭は火付きが悪いと言うことでしたがそんな印象は消え失せた感じがします。
最初にマングローブ炭を使いましたが、それも少し砕いたオガ炭を使えば良いだけのことで、着火性の問題はほぼ解消できると言った感じでしょう。
焼肉開始!
まだ完全に火の付いていないオガ炭の向きや場所を変えるなどして早速焼肉開始!
約1時間半ほど、のんびり焼肉を楽しみましたが、火力は最後まで十分で、炭の継ぎ足すことはありませんでした。
残った炭の結果がこちら↓
かなり減っていますが、まだしばらく楽しめそうなくらい炭の量が残っています。
これがマングローブ炭だと、何度か炭の継ぎ足しして、火力を落としながらと言うことになるので、やはり長持ちする炭は良いですね。
また、今回このオガ炭を使ってみたことで中華製と言えども、灰は少なく煙も少ない、爆ぜらないと言ったメリットを確認できたのは良かったです。
炭おこしのポイント
炭をおこすのに吹いたり仰いだりする人が居ますが、ほぼ無意味です。
折角付いた火を消してしまったり、上がり始めた炭の温度を下げたりするため、単に徒労に終わってしまう可能性がとても高いです。
BBQ初心者が陥りやすいのが、なかなか火が起きないため、うちわで鬼仰ぎ…で1時間経っても何も焼けない状態もザラではありません。
1つの良い方法として、小さな炭に軽く火を着け、その上に炭を重ねて後は放置すると言う手があります。
しばらくすると火が上がり、炭が焼かれ、炭自体の温度が上がり自然と着火します。
炭は炎にさらしても、炭自体の温度が上がらないと着火しないと言う特性があります。
ポイントは仰がない、炭を動かさないと言ったところでしょう。
着火目安としては30分。
BBQをはじめようと思ってから火を起こすのではなく、BBQをはじめるであろう時間の少なくとも30分前には炭をおこし始めることを心がけておけば、余裕をもってバーベキューを楽しむことができます。
まとめ
ホームセンターで売ってるマングローブ炭が6㎏入りで900円くらいなので、海外製とは言え、今回買ったオガ炭は値段的には倍近くします。
しかし、オガ炭のデメリットは火付きが若干悪いことくらいで、煙が少ない、爆ぜらない、 灰が少ないなどのメリットがあり、そして何よりも火が長持ちすると言うメリットを考えると単に価格差だけで炭を選ぶと言うのはちょっと違うように思います。
国内産のオガ炭が良いのは当たり前ですが、海外製のものでも大きな問題なく使えるので、一度試しに使ってみるのも良いと思います。