キャンプグッズの中で意外と軽くあしらわれがちな存在なのが、ペグを打ちつけるハンマー。
何気ないアイテムですが、使用頻度を考えると侮れない存在だと気づくはず。
今回はそんなペグハンマーについて詳しく記載してみました。
ペグハンマーは縁の下の力持ち
出典;楽天市場
そう言えば、ずいぶん昔にはテントセットにハンマーが付いているのが当たり前でしたが、最近のテントセットにはペグを打つハンマーが標準で付いていないものが多いようですね。
新品を購入してそのままキャンプ場へ直行して、いざテント設営となって、ハンマーが無く焦った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、「100均で売ってるハンマーでいいんでしょ?!」なんて考えている人も少なくないかもしれませんが、ペグハンマーはペグを打ちこむためだけのものではありません。
ペグハンマーはペグを抜くときにも使いますし、100均で売っている工作用のハンマーは打面が小さいため、打ち損じして手を叩いてしまう可能性もあります。
安いものを使ったがゆえにかえってテントやターブの設営に時間が掛ってしまうなんてこともありがちです。
高価なペグハンマーでなくとも、アマゾンや楽天で売ってる安いものでも十分に使えますので、ぜひ一本取り揃えておきましょう。
ペグハンマー選びのポイント
出典;楽天市場
お勧めは真鍮(銅)製
ハンマーは、打ち付けることを考えれば、ゴム、プラスチック以外ならなんでもいいですが、鉄製やステンレス製だと、叩く時にペグを傷付けたり滑る恐れがあるので、真鍮か銅製のものがお勧めです。
銅や真鍮のヘッドは打撃時の衝撃を和らげるほか、多少打撃角度が斜めになってもペグの頭に食い付くためシッカリ受け付けることが出来ます。
逆に鉄製だと硬すぎるため、ツルツルと滑り、なんどもペグを支える手を叩いてしまうことになりかねません。
真鍮(銅製)の欠点
出典;楽天市場
かと言って、銅や真鍮製のペグハンマーが万能と言うかと言うとそうでもありません。
銅や真鍮は金属としては比重が重いが柔らかいため、使用していると当たり前のように変形してきます。
しかし、逆に柔らかい特性上、少々の変形であれば、他の金属ハンマーで叩いて整形しなおす事も可能です。
それでも、使えなくなるほどに変形してしまった場合、ヘッドだけ交換可能なモデルもありますのでそう言ったタイプのハンマーを選択するのが良いでしょう。
出典;楽天市場
ペグの抜き方
あなたは、抜く時はどうしていますか?
テント張り用のロープが掛ったまま力尽くで引っ張り上げていますか?
ただ、ペグに引っかけてハンマーで引っ張っていませんか?
硬い地面にしっかり打ち付けていると簡単に抜けませんよね。
力ずくで引っ張り上げていると突然抜けた時に後ろにいた誰かと接触して、ケガをさせてしまったり、もしかしたら自分がケガをする羽目になるかもしれません。
ペグ抜きには意外と注意が必要です。
ペグを抜く時はまず、平らな石を探してきてペグの横に置き、ペグの頭にハンマーの引っかけ側(叩く側の反対)を掛けて、叩く側を平らな石の上に置き、テコの原理でハンマーの柄を手前に引いてペグを浮かせます。
その後は、ペグの引っ掛かりにハンマーを横に引っかけて、回したり、ペグを横から叩いて緩め抜き上げます。
出典;楽天市場
関連記事:キャンプ初心者が知っておくべきペグの基礎知識 種類と比較【選び方】
まとめ
一口にペグハンマーと言っても奥が深いことがお分かりいただけたと思います。
拘ればハンマーひとつでテンションが上がるかもしれませんね。(笑)
最後にひとつ、注意事項です。
ペグをペグハンマーで叩くとき気を付けなければならないのは、すっぽ抜けです。
ペグハンマーに付属されているベルトはすっぽ抜け防止用なのでシッカリ手首に掛けて使いましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。