社外品グリップヒーターが回らない場合の原因と対策、対処方法 トラブルシューティング!

社外品グリップヒーターを取り付けたのは良いが、スロットルが回らない!なんてトラブルはありませんか?

主な原因は2つあります。

このページでは、スロットルグリップが回らない場合の対象方法を解説してます。




概要


安価に購入したグリップヒーター…

ショップで取り付けてもらうと商品の何倍もの工賃を請求されてしまうこともあるため、ご自分で取り付けようとされる方も多いのではないでしょうか?

しかし、安価に購入した社外品グリップヒーターを取り付けた場合、スロットルグリップが回らなくなることが時々あるようです。

原因

その原因は主に2つ…。

その1 組み込みが悪い

スロットルグリップを組み込んでグリップが回らなかった場合、スロットルワイヤーの組み込みが悪い場合があります。

スロットルワイヤーケーブルのカバーを組付ける時に、スロットルワイヤーの取り回しが悪くスロットルワイヤーケースを組み込んだ時に掛けたワイヤーが外れていたり、ワイヤケースに噛み込んでしまったりする場合があります。

最近のモデルでしたら、その辺りの組み込みミスがないような設計になっていますが、旧車に関しては、その限りではないので組付けによるトラブルが出てきます。

その2 サイズが合っていない

汎用として作られたグリップは純正品と違い、個々に取り付けチェックをして製品化されたものではありません。

当然のようにスロットルワイヤーを掛ける部分の形状や外形が違っていたりします。

それでも、スロットルワイヤーのあそびの調整をすることによって使用することは可能ですが、厄介なのはスロットルワイヤーケースとスロットルグリップの内径と外形があっていないことです。

スロットルワイヤカバーのグリップ部分の内径(B)より、グリップのスロットルワイヤカバーに掛かる部分の外径(A)が大きい場合が考えられます。

その場合、どんなに上手に組み込んでも物理的に回らないと言う現象が起きます。

一度、ハンドルバーからパーツを取り外し、スロットルグリップとスロットルワイヤーカバーを組み込んで回してみると確認することが出来ます。

トラブルシューティング

その1 組み込みが悪い場合の対処法

この場合はパーツをよく見ながら組みなおすしかありません。

上手くいかなくても何度かチャレンジしているうちにうまくハマり込むことはあります。

その2 サイズが合っていない場合の対処法

この場合はスロットルワイヤーカバーを加工する必要があります。

大きくサイズが違うことはほぼないと思われますので、概ね、0.5~1mm程度、スロットルワイヤカバーをヤスリを使い削ります。

ヤスリと言っても、通常の手持ちのヤスリでは作業になりませんので、ベルトサンダーや回転ヤスリを使って作業する必要があります。

闇雲に削ると作業ミスや無駄な時間を使ってしまいますので、作業前にスロットルワイヤカバーにけがき棒などを使いけがき線を入れるか、ホワイトマーカーなどを使い削りたい部分を塗るなどの作業をします。

ベルトサンダーを使わず、ローターで作業する場合は、上下2つを組合わせて作業すると作業性が良いです。

加工面が荒くなった場合はサンドペーパーなどを使い仕上げます。

【ポイント】

スロットルワイヤーカバーを大きく削りすぎるとパーツとしての機能を損ないかねないので、0.5mmずつ削っては組み込んで、最小限の削りで済ませるようにしましょう。

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まとめ

如何でしたか?

社外品のグリップ、グリップヒーターは比較的お安く手に入りますが、取り付け説明書がない、動作保証がないなど、不便なところも多く、パーツを加工するなど面倒な作業が追加されるケースもあります。

取り付けに不安のある方は純正品を購入する、社外品を取り付けるのであれば、ショップで購入して、ショップで取付をお願いするなどのほうが良いかもしれませんね。

また、整備には整備中、整備後において危険が伴うものでもあります。

「機械が苦手、作業が不安、どのくらいの力加減で締め付けを行ったらよいかわからない。」と言ったような方は業者さんに任せるようにしてください。

※このページに書かれた手順はあくまで参考です。

個人の作業にともなく事故、不具合に関して保証するものではございません。

作業につきましては、自己責任にてお願い申し上げます。




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